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珈琲豆屋のお豆さん

珈琲豆屋で和のお豆さんを扱い始めたのはいつ頃からだったでしょう?只今、品揃えは『大豆』『金時豆』『とら豆』『小豆』の4種類です。冬になるともう少し増えます。

生産者は北海道幕別で30年以上にわたって、雑草と戦いながら無農薬・無化学肥料で大切に豆を育てる平譯(ひらわけ)さんです。

平譯さんは豆本来の美味しさを大事にしたいと、豆の乾燥も「にお積み」と言う昔ながらの自然乾燥を今も実践しています。十勝平野を吹き抜ける冷たい北風で2~3週間、豆を乾燥させます。

お彼岸には『えりも小豆』で“おはぎ”をつくる方、“味噌”の仕込みに必ず『大豆 』をKg単位でお求めくださる方、“煮豆”が欠かせないのと『虎豆』や『金時豆』をお求めの方・・・・豆屋のお豆さん人気です。

私はもっぱら3~4種をミックスして、固ゆでした豆を半分はみじん切りの玉ねぎと一緒にサワー漬けにして常備菜に、半分は煮込み料理用に冷凍にしています。コレ、結構重宝します。

エチオピア ゲレナアバヤ

画像は森の中?と言う感じですが、エチオピアのコーヒーの木です。

長い枝が上から垂れてアーチ状になっています。収穫する時は、枝を下に降ろしながら一粒一粒収穫します。中南米のようにまとまって結実する品種ではないため、労力と時間がかかる大変な作業です。

今月ご案内のお薦め豆は珈琲の発祥の地エチオピアから。エチオピア南西部に位置するジマ地方のスパイシーな香りがするスペシャルティコーヒーです。

ジマ地方には現在でも多くの品種が自生していると言われていて、珈琲豆の遺伝資源の宝庫となっています。

銘柄の「ゲレナアバヤ」は栽培地の地名ですが、この地の小規模農家が栽培する豆は、処理段階の節目節目での欠点豆の除去や、乾燥に倍以上のに日数をかけるなど、徹底した生産管理をおこなうことで、豆本来の魅力を余すことなく引き出しています。

アフリカでは生姜を浮かべて飲む「ジンジャーコーヒー」が好まれていると聞いていますが、この珈琲豆は何故か「ジンジャーコーヒー」そのものです!是非、お試しください。

 

“マンデリン”飲み比べ

インドネシアのスマトラ島育ちの3つの“マンデリン”を飲み比べていただいたでしょうか?

店頭で案内中ですが、なかなか好評です。味わいの違いが分かるお客さまが多くて、豆屋としては嬉しい限りです。

今月のお薦め豆のスペシャルティ『マンデリン リントン』・定番のスペシャルティ『マンデリン  トバコ』、そしてG-1(グレードNo.1)の『マンデリン』の三銘柄をこの機会に飲み比べてみてください!

店奥では、月末までインドネシアをはじめ、アジアの女性たちの手仕事の品々を展示販売中です。 『アジアの布と女性の手仕事展』ご覧になりながらマンデリンを1杯!いかがですか?

“夏野菜のピクルス”新入荷! 

福島県いわき市の自家農園で無農薬栽培した夏野菜でつくったピクルスです。

「ミニきゅうり」と「ズッキーニ(6種類)」を化学調味料や保存料などの添加物を一切使わず、素材を生かした味わいに仕上がっています。

農園は3月の『東日本 美味楽市』に“椎茸のピクルス”を出展くださった原木椎茸を栽培するファーマージハウスさわ さん。夏には農園で収穫した野菜をピクルスにしますということを伺っていたので、楽しみにしていましたが、待てど暮らせど連絡がなく、諦めていた矢先でしたが見た目も、味わいも素敵なピクルスが昨日届きました。

今年は天候不順で夏野菜が育ちにくく、被害も多かったと聞きます。ご苦労されたことと思います。野菜不足のこの夏、旬の野菜を味わってください!ご試食もご用意しています。

 

超大粒カシューナッツ再入荷!

昨春、初めてご案内して高評いただいた『カシューナッツ』が再入荷しました。

スリランカの太陽の恵みで育まれたカシューナッツ。

手間のかかる天日干しだけで乾燥させ、日本で焙煎しました。超大粒です。

現地でしか味わえなかった濃厚なコクと甘みが再現されています!入荷数はかぎられていますので、どうぞお早目に!

カシューナッツのサイズは、1ポンド(約453g)あたりに入る粒の数で表します。ご案内のカシューは勿論W180です。

 

ママ工房『白桃シロップ漬け』

フルーツ王国山梨の一宮から『白桃シロップ漬け』をご案内。豪雨に台風にと天気に翻弄された山梨ですが、生産者さんの頑張りで今年もお届けできます。

市場に桃が出回り始めた途端に「今年もシロップ漬けよろしくね」とお客さまからご注文をいただきます。「生の桃は当たり外れが大きいけれど、コレは絶対に大丈夫だから!」と仰っていました。

確かに「まるで今皮を剥いたかのような果肉の歯ごたえ」は絶品です。

原材料は白桃と砂糖だけと言うシンプルさ!歯応えのある“適熟”と、樹上で熟した“完熟”の2種類があります。

ママ工房 代表の小川さんです

尚、無添加なのでシロップは捨てずにミルクで割ったり、ゼリーをつくる時の甘味でお使いください!甘さはとても控えめなのでそのまま飲んでいただいても平気です。

ご予約はお早目に!

入荷は9月22日(金)予定

 

アジアの布と女性の手仕事展 開催!

本日から『アジアの布と女性の手仕事展』スタートしました。

パイナップルの葉から生まれた布(ピーニャ)や、麻の一種のアバカから生まれた布(ティナラック)、手描きのバティックの布など、貴重な布とその布を利用してつくられたバッグや雑貨の数々が並びました。

展示している最中から関心のあるお客さまが続々。写真のピーニャの布や、藍染めの布はすでにお客さまのお手元に・・・・どうぞお早めにご覧ください!

夏休みのお知らせ

8月、お盆休みをいただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

休業日:8月11日(金)~8月15日(火)

尚、8月16日(水)は11時からの営業ですが、珈琲豆の入荷は昼前後となります。

マンデリン リントン~インドネシア~

インドネシアは(緑色)大小の島々から成り立っています。左の大きな島がスマトラ島 です。 島の北側がアチェ州で内陸部にトバ湖があります

『マンデリン』の歴史は古く、インドネシアに珈琲豆が伝わった17世紀のこと。インド経由でアラビカ種がジャワ島に植樹されました。

その後、オランダに大きな富をもたらしましたが、20世紀初めコーヒー栽培にとって大敵とされる「さび病」が大流行し、アラビカ種がほとんど途絶えてしまいました。

以降は病気に強い品種ロブスタ種(主にインスタントコーヒーなどの原料)へ栽培が移行してしまいました。

トバ湖

ただ、わずかにアラビカ種が生き残ったのがスマトラ島北部の高地でした。同地に住むマンデリン族が中心となって栽培した豆が『マンデリン』です。

今回ご案内の『マンデリン リントン』はスマトラ島北部のリントン・ニ・フタ地区で栽培されたスペシャルティ豆です。ちなみに『マンデリン トバコ』は島にある一番大きな湖、“トバ湖”の周辺で栽培されたスペシャルティ豆です。また定番の『マンデリン』はスマトラ島北部のアチェ州全域で栽培された豆のなかでグーレードがNo.1の豆です。

ルーツは同じでも、その味わいの違いはなかなか興味深いものがあります。是非、この機会に飲み比べをしてみてください!