毎月10日過ぎに届く『上野米』~コシヒカリの白米・玄米・いろいろ米~の2024年度産米は完売しました。秋の新米までお待たせすることになります。
例年は9月頃までは何とかお届けできていましたが、今年は「令和の米騒動」の影響が上野さんのところにも及んでいるようです。上野さんはこれまでの取引以外は一切断っているのですが、当店でも、いつもよりは多めのご注文を頂いていました。そんなことが重なれば、いつもより早く在庫が尽きるのは当然ですが、ご迷惑をおかけします。ご容赦ください。
以下上野さんからのお手紙の抜粋です。***************
申し訳ございません。過去にない動きです。過去には誰かが手持ちを持っておりましたが、今年は誰もがない状況です。「令和の米騒動」終息のきざしはまだまだのようです。
百姓55年、これほどにお米が取り上げられたことがあったでしょうか。お米には稲をつくることによって、日本の風土を始め自然環境、日本の文化、そして、食としての大きな柱。そこに、百姓の労働環境、「労」に見合った労賃が笑えない時給10円の話。米を通じた国際情勢も合わせ、様々な課題があると思います。
昨年の秋、一般米(有機でないお米)の農家庭先での売り渡しが60Kg24,000円位となり、今店頭ではその2倍の価格の米が並んでおります。この価格の差は何を意味しているのだろうと思います。
価格の話題が中心となっておりますが、農業という背景、食としての背景、とりまく社会の情勢の中において、どう向き合うべきか考える必要があるようです。
今まで何かの縁で我が家のお米を食べてくださり、我が家を支えて頂いた方からのご注文にお答えできないことはつらいものです。ひたすら謝るほかないのはつらい。そして、秋からお米がどう動くのかが気になります。
まだ田植えが終わる前から今年のお米売れてしまったという話も聞きます。私のところでも一年間の予約といった声も聞きますが、それはごめんねとお断りしてます。農作物は天候、自然相手です。何があるかわからないのです。
私は過去に2回ほど皆無的な災害を経験しておるので、百姓から離れたことはないのですが、百姓としての生き方はいつも迷いのなか・・・・