中東で唯一のコーヒー生産国イエメンからの珈琲をご案内します。
15世紀後半、エチオピアからコーヒーが初めて移植された国がイエメンです。アラビア半島の最南端に位置するイエメンは、世界で初めてコーヒー豆を商業目的で輸出した国でもあります。
その港が「モカ港」です。港からは多くのイエメン産とエチオピア産の良質なコーヒー豆が、主にヨーロッパに向けて輸出されました。そのことから、イエメン産とエチオピア産の珈琲豆は、総称して「モカ」と呼ばれるようになったそうです。
とってもザックリした命名ですね。近年では生産地名が付与され「モカ マタリ」「モカ シダモ」「モカ ハラー」、先月の“お薦め豆”でご案内した「モカ イルガチェフェ」など、生産地毎のそれぞれの豆の風味の違いを楽しめるようになりました。
前置きがなくなりましたが、今月の『モカ ハラズ』はイエメン北西の高地に位置し、標高は最高2400mと高く、寒冷なハラズ地区で栽培されています。ナチュラル製法で仕上げられていますが、とても明るい酸味を感じていただける珈琲です。何といっても挽いているときの香りが秀逸です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、エチオピアとイエメンの珈琲豆は両国ともに内戦などの影響から、輸出が不安定な状況が昨年から続いています。年明けには明るい兆しが見えるかと思っていましたが・・・・生豆の在庫は確保していますが、今後の輸入の見通しが不透明です。
その上、温暖化の影響でコーヒーの野生種の6割が絶滅の危機にあると、IUCN(国際自然保護連合)から数年前に報告がでています。野生種は病気や害虫、気候変動に対応できる新種を開発するうえで必要です。そして、エチオピアには野生種の7割があるといわれていますが、その多くが消えてしまいそうなのです。これはモカが飲めなくなるだけではない危機です。
文末が暗い話になってしまいましたが、美味しい珈琲を飲み続けるためにもお題目ではなく、一人一人の生活のなかでSDGsを実践することが急がれます。珈琲を飲みながら、何ができるのかじっくり考えたいです。
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2004年以来、毎年ご案内する“チーズさくら”は世界が認めた日本を代表する和のチーズです。この春も

会期:2月13



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この冬一番の寒波とともに(?!)木曾の小池糀店さんから


収穫したばかりの柚子と甜菜糖のみでつくった“ゆず茶”です。