セスマッチ ~ メキシコ ~

久々にメキシコからの豆をご案内。明るい酸質と心地よい甘さのバランスがこの時期にピッタリ?!

淹れてからの温度変化による、風味や舌触りの変化もお楽しみください。

栽培地はメキシコで一番コーヒー栽培が盛んなエリア、チアパス州です。ご案内の豆は生物保護園の緩衝地帯にあり標高が1000~1750mに位置するシエラマドレ環境保護農民組合(CESMACH/セスマッチ)の農家さんたちが生産しています。

この地区では環境保全と生物保護のために、コーヒー以外の作物の栽培が制限されています。自然豊かですが食糧難が大きな課題の一つで商業的養蜂にも取り組み始めているそうです。蜂がコーヒーノキの受粉を促進させ、収穫量も増加しているようです。

“大自然の守り人”がつくるコーヒーをどうぞ!

 

モカ ハラズ~イエメン~

3月の“お薦め豆”は今回で3度目のご案内です。フレーバーをご記憶の方もいらっしゃるのでは?

今年入荷したクロップはチェリーのようなフレーバーが際立っていますが、そのフレーバーは変化に富んでいます。湯温や淹れてからの時間経過によってさまざまな風味を醸します。

イエメンは中東で唯一のコーヒー生産国。15世紀後半頃にエチオピアからコーヒーが初めて移植されました。そして、アラビア半島の最南端に位置するイエメンは、世界で初めてコーヒー豆を商業目的で輸出した国でもあります。

その港が「モカ港」です。港からは多くのイエメン産とエチオピア産の良質なコーヒー豆が、主にヨーロッパに向けて輸出されました。そのことから、イエメン産とエチオピア産の珈琲豆は、総称して「モカ」と呼ばれるようになったそうです。

ご案内の『モカ ハラズ』はイエメン北西の高地に位置し、標高は最高2400mと高く、寒冷なハラズ地区で栽培されています。ナチュラル製法で仕上げられていますが、とても明るい酸味を感じていただける珈琲です。何といっても挽いているときの香りが秀逸です。至福の一杯で一息ついてください。

チョコラーダ ~ブラジル ~

ヴァレンタインに合わせて、今年もダークチョコレート感が楽しめる珈琲をご用意しました!

ブラジルといえば香ばしいナッツと、後口に醸すダークチョコ感が持味ですが、それにとことんこだわって“つくった”豆です。

産地を指定するのではなく、ダークチョコの印象を強くするために、南ミナス、セラード、モジアナで栽培されたコーヒーのロット、何と数百種類をブラジルのコーヒー鑑定士が鑑定・厳選してブレンドしたコーヒーです。

もう一つの特徴が、完熟したチェリーを収穫するのではなく、完熟から少し乾燥したぐらいのコーヒを使用しています。

シングルオリジンや、スペシャルティとは異なる生育で育まれたコーヒーの味わいをお確かめください! チョコレートを召し上がる前に香りと後味をまずはお楽しみくださいね!

 

イルガチェフェ チェルベサ~エチオピア~

年頭は珈琲発祥の地エチオピアから、在来種で無農薬栽培の豆をお届けします。ウオッシュですがナチュラルに引けをとらないスパイシー感と甘さを感じていただけると思います。

生産地は標高1950mを超える山奥のチェルベサ村からです。

レーズンを思わせる甘さとスパイス感は、北欧を中心に世界中で人気を集めています。

零細な農家さん1300世帯ほどが野菜などと一緒に庭先で栽培するガーデンコーヒーは、イルガチェフェの中でもひと際優れたフレーバーで有名です。山奥のこの村に5年まえにSNAP社が精製所を建設し、特徴的なフレーバーを最新の加工技術で、長く余韻を楽しめるクリーンカップに仕上げています。

コーヒー発祥の地、エチオピアに想いを馳せながら新春の珈琲をお楽しみください。

ラ レフォーマ~エルサルバドル~

国花が「コーヒーの花」という、国を挙げてコーヒー栽培に力を入れるエルサルバドルで百年続くラ・レフォーマ農園からの豆です。

栽培するメインの品種はブルボン種。さび病に弱い品種で大規模農園では敬遠されていますが、高品質なコーヒー産出のために努力を惜しまず、手間をかけて栽培しています。

その甲斐あってこれまでに世界規模の品評会カップオブエクセレンスでの受賞の経歴もあり、エルサルバドルでも一目置かれる農園です。

精製はチェリーのまま乾燥させる手間のかる方法で仕上げるナチュラルです。果実のようなフルーツフレーバーを感じていただけるはず!お試しください.

 

ブルボン アマレロ ~ブラジル~

ブラジルのスペシャルティコーヒーの生産拠点の南ミナスでも、有数のサスティナブルで良質なコーヒーを生産するベラビスタ農園からの特別な豆をご案内します!

3代目農園主のアントニオさん

ブルボン種はコーヒーの原種のひとつで、中でもアマレロ(黄色い豆)は希少種です。味・香り・コクの三拍子揃った品種ですが、手間がかかる割にハイブリッド種(交雑種)に比べて収穫量が少なく、栽培する農園が少なくなっています。ベラビスタ農園では3代にわたって受け継がれる栽培技術で黄色い完熟チェリーを丁寧に手摘みし、精製は手間のかかる“パルプドナチュラル”という方法で仕上げています。

“パルプドナチュラル”はコーヒーチェリーの皮や果肉を取り除いた後、ミューシレージ(種=豆を包む甘い粘液質の層)を残したまま乾燥させます。甘みと心地よい舌触りをお楽しみください。

 

雲南 ナチュラル~天空農園から~

コーヒーなのにリキュール感が印象的な飲み口で、お好みが分かれる銘柄ですが、唯一無二のフレーバーをこの機会に味わってください!

農園はメコン川源流の標高1700m布巾に位置する、その名も「天空農園」からです。

「あの雲南はもう来ないの?」というお客さまからの声に応えて、2年ぶりのご案内です。

台湾から移住した農園責任者のソウさんが、プーアール茶の製法からヒントを得て70パターン以上の模索の末にたどり着いた精製方法で仕上げています。チェリーのまま袋に詰めて一次発酵させて、乾燥させます。乾燥中に二次発酵が進むのでダブルフォーメンテーションと呼んでいます。

今年のクロップはリキュール感と相まって梅酒のような香りを感じます。

「天空の城」ならぬ「天空農園」からのかぐわしい香りをお楽しみください!

 

La Miel ~コロンビア ~

La Miel (ラ ミエル)はスペイン語でハチミツの意味だそうです。

生産者はコロンビア北部のシェラネバダでコーヒー栽培と養蜂を営む農家さんたちです。

20年近く前から伝統的な栽培方法に取り組み、化学肥料も一切使わず、自然の恵みを大切に有機農法を実践しています。今ではコロンビアのオーガニックを代表する団体です。

コーヒーの収穫時期は10月~1月です。コーヒー栽培だけでは生計が立てられず、シェードツリーとして植えているグアモの木を利用して養蜂もおこなっています。農薬があるところではミツバチは生息できませんがこのエリアなら大丈夫!

実はコーヒーノキは自家受粉ですが、研究機関の調査によると、コーヒーノキの受粉にミツバチが16%ほど関与していることも分かっています。残暑が厳しい9月、ハチミツのような甘いフレーバーを感じていただきたい!

セリブ ラジャ ~インドネシア マンデリン ~

「セリブ=1000」「ラジャ=王」 は、トバ湖周辺で収穫された数多のコーヒーのなかで、一番のクオリティであることから命名された豆です。

スマトラ島北部ボルン地区の170を超える農家さんが栽培したチェリーを精製するのはコーヒーコレクターと呼ばれるルンバンガオル兄妹の加工場です。

良質なチェリーを最高のコーヒーに仕上げるためには、精製にも手をかけることが不可欠です。

インドネシア特有のスマトラ式(果肉除去後、半乾き状態で脱穀し、再度乾燥)の精製では、水分値が高いため豆は柔らかく、ミルの力で先端が裂けてしまうことがあります。その裂けた部分は品質の劣化をおこしやすく、それらを取り除くにはハンドピックが不可欠。手作業で気の遠くなる作業を続けて不良豆を徹底的に取り除きます。セリブ ラジャの誕生です。

当店の定番『マンデリンG-1』『マンデリン トバコ』との飲み比べもお楽しみください!3銘柄同時にお求めの方は5%OFFでご提供させていただきます。

 

キアンデリ ~ケニア ムランガ~

Actではケニアと言えば「ケニア紅茶」ですが、7月はケニアの珈琲をご案内します。

馴染みの薄い方も多いケニアの珈琲ですが、その質の高さには定評があります。この機会に「酸っぱい」ではなく、華やかで明るい良質な`「酸」を味わってください。

アフリカ大陸で2番目に高いケニア山(5,000m級)の麓1,600~1,800mの高地にあるムランガ県からです。恵まれた栽培環境だけでなく、環境に配慮した精製にも力を入れています。

丁寧な収穫、選別の行程を経た完熟チェリーをウオッシュ精製する段階で使う水を無駄にしないよう、再循環させて複数回使用。

また使用した水を、時間をかけて土壌に還元させ、水源や土壌の汚染を防ぐ等、環境を壊さず美味しいコーヒーを生産する努力が続けられています。

この美味しさが長く続くことを願いながら、ぜひご賞味ください!