上野長一さんからのお便りvol.2

上野長一さんは30年近く前から無農薬栽培に取り組み、今では自然栽培(農薬も肥料も使わない農業)に取り組む稲作農家。BEANS’Actには『いろいろ米』が10月下旬に、『コシヒカリ』の白米と玄米はご予約制で毎月精米したてが届きます。そんな上野長一さんからの定期便にお便りが入っています。

「いつも、いつも、ありがとうございます」で始まるお便りには都会に住んでいると経験できないことや、想いが詰まっています。一部抜粋でご案内します。

今日は38℃以上になるとか。本当に暑くなってきましたね。今、その辺の草刈り、垣根を切ったりしています。垣根切りの時は当たり前にハチと遭遇するのに、暑いためなのか、(周辺で散布する)農薬なのか、今年は一回もない。また、軒下に巣をつくるのも見かけないのでビックリしてます。

もちろん田んぼ、川の魚たちもほとんどいなくなりました。昔(15~16年前)、ドジョウ調査をしたときはしかけに一晩に100匹も入ったのですが、今は1~2匹なのです。それを気付く人間がいないのがまた悲しいです。

この暑さは人の生活の仕方が、より暑くしているようですね。そして、今年もまた大雨が各地で、お見舞い申し上げます。この地球どこへ行くのかな?

思い返せば18年ほど前に長一さんのお宅に伺ったとき、大きな庭にある古いバスタブの中にドジョウがいっぱいいました。「食うかい?」と言われて「イエイエ」と言葉を交わしたことを覚えています。無農薬の田んぼにはドジョウ、タニシ、イトトンボなどいろんな生き物が元気に生きていることに感激したのですが・・・・・