夏が終わり珈琲がますます美味しい季節到来です!そして、BEANS’Actは装いも新たに再スタートしました。そこで、この季節にピッタリの記念のブレンドをご案内!
奥行きのある苦味ですが、甘味を感じる優しい味わいの”オータムブレンド”は、まずはストレートで飲んでみてください。ミルクとの相性も抜群ですので、カフェオーレとしてもどうぞ!
店内のカフェコーナーでもお飲みいただけます。
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コロンビアは中南米の中でも評価の高い珈琲豆を産する国ですが、なかでも最南端に位置するナリーニョは、やわらかな味わいの中に豊かなコクを感じる珈琲として、スペシャルティ愛好家に好まれている豆です。
ナリーニョは標高1200~2200mの高地。大半が傾斜地で、日当たりや水はけにも恵まれ、しかも東西南北に走る主要河川が豊かな水源となっています。そんな立地条件のため周辺と隔絶されていて、昔から独特の文化や生活を育んできたエリアでもあります。
有数の珈琲豆産出国のコロンビアですが、ナリーニョエリアで栽培される豆は国内の3%ほどと限られていますが、その品質はコロンビア屈指!
立地条件ゆえに生産者は1ヘクタールに満たない小規模生産者がほとんどですが、丹精込めた彼らの珈琲豆を是非味わってみてください。
南米のペルー・アフリカのエチオピア・アジアのパプアニューギニアからの“ロハス”な珈琲豆をブレンドし、フレンチローストより少し深めに仕上げました。後口の深い旨味をお楽しみください!
勿論、ホットで飲んでいただいてもご満足いただけると思います。アイスカフェオーレなどにもどうぞ!
“ロハス”とは、人々の健康と自然環境の保護を第一に考えたライフスタイル。例えば環境に配慮した住宅やオーガニック食品や自然食品、スローライフなどの生活スタイルを指します。
今回の3つの銘柄は“レインフォレストアライアンス”認証豆や、認証は受けていないものの自然環境や働く人々の健康に配慮した栽培をおこなっている農園からの豆です。
ペルーの『ヤネッシャ』・・・レインフォレスト認証の南米らしい透明感のあるクリアな珈琲豆
エチオピア『イルガチェフェ』・・・珈琲発祥の地では今もほとんど農薬を使わず栽培しています。際立つフレーバーが魅力の珈琲豆
パプアニューギニア『ブヌン・ウー』・・自然との共生と、きめの細かい精製から生まれるどっしりしたコクが魅力の珈琲豆
珈琲豆の原産地エチオピアから、スペシャルティコーヒーとしてヨーロッパやアメリカでも珈琲通に珍重されている『イルガチェフェ』をご案内します。
エチオピアに自生するコーヒーノキは6000種以上とも言われていますが、その中から良質の品種が選択され、品種改良されながら各地~ハラー・ジンマ・シダモ・・・・~で栽培されてきました。今回ご案内の『イルガチェフェ』はシダモ地方にあるイルガチェフェエリアで栽培された豆です。

紅茶にも似た個性的なフレーバー。口に含んだ時の華やかな味わい、淹れ方によってはワインのような風味も味わっていただけるはず!
実は「モカ」と言う名称は、かつて、中東イエメンのモカ港で船積みされた珈琲豆の総称といことで、その名残が今も延々と続いています。
イルガチェフェ産の豆は生産量も大変限られていて、モカ全体の数%とも言われています。
ちなみに、当店では「ハラー」「シダモ」の2銘柄は定番として扱っています。この機会に飲み比べてみてください。
三銘柄セットでご購入の場合、10%OFFにてご提供いたします!

ブラジルの内陸部、かつては未開の地と呼ばれた地で、日系二世が育てる珈琲豆です。その地は標高1、100mとブラジルでも標高の高い場所に位置します。
雨季と乾季のはっきりしたメリハリのあるコーヒー栽培に最適なこの地で、樹上で完熟し、甘味をため込むまで樹上で完全に乾燥させてから収穫します。
この「ドライ オン ツリー」という方法で栽培されたコーヒーは、しっかりした甘味を感じるコーヒーに育ちますが、コーヒーの実に多くの栄養分が集約されるので、木にとっては大きな負担となります。収穫した後の木は、その後2年間は収穫ができません。農園では3年サイクルで、毎年区画を替えながら「ドライ オン ツリー」をおこなっています。
飛び切り贅沢な栽培手法から生まれた珈琲をこの機会にお試しください!
ケニアと言えば当店では『ケニア紅茶』ですが、優れた珈琲豆を生産する国でもあります。ただ当店ではこれぞという豆との出会いがなく、ご縁が薄かった生産国ですが、ついに出会いました!
『ガトゥブ』は小規模生産者たちが1965年に設立した水洗工場の名称です。


それぞれの生産者は1ha以下の農地で、収量は生豆換算で2~3袋(60Kg/袋)という小規模な農家です。
昔ながらの伝統的な栽培で、収穫したコーヒーチェリーを手選別し、皮むき、発酵・・・様々な工程を経て、アフリカンベッドでの天日乾燥、欠点豆のハンドピック、生豆の風味の安定化のために1か月ほど木製サイロで寝かせる工程を経て、やっと脱穀精製されます。
全工程がほとんど人力でおこなわれ、ケニアから日本に届く『ガトゥブ』はオレンジを思わせる爽やかな香りとすっきりした甘味を感じる清々しい珈琲です。5月の豆、味わってください!
スペシャリティコーヒー第5弾はブラジルからです。
ブラジルは世界一の珈琲豆の生産量を誇る国ですが、ブレンド用の豆として重宝されているイメージが強いかもしれません。ただし!今回ご案内のカケンジ農園の珈琲豆は一味違います。
世界的な品評会「カップ・オ
ブ・エクセレンス」の2008年の大会で最高スコアを獲得して1位になった農園です。
農園はオリンピックが開催されるリオデジャネイロから内陸に入ったミナス州南部に位置し、1100~1500mの高地にあります。穏やかな気候と肥沃な土壌に恵まれ、適度な降雨量と相まって、良質な珈琲豆の栽培に適しています。
カケンジ農園の祖はポルトガルからの移民で現在7代目。農園では品種の多様性と品質にこだわり、また手間を惜しまずブラジルでは珍しい手摘みでの収穫をおこなっています。
挽いた時の甘い香り、後口に残るアーモンドのようなフレーバーをお楽しみください。少し冷めたころのトロリとした舌触りもいい感じです。焙煎は優しいローストで豆本来の風味を最大限に生かしてみました。
南太平洋に位置する南国の秘境パプアニューギニアからのスペシャル
ティコーヒーをご案内します。
パプアニューギニアはニューギニア島の東半分と、大小700余の島々からなっています。この地のコーヒー栽培は、ジャマイカからブルーマウンテンの苗が1930年ごろに持ち込まれたのが始まりと言われています。
ブンヌ・ウー農園は、マウント・ハーゲン地区の東部、標高1,500m級の高地に位置します。昼夜の寒暖差が大きく豊かな降雨に恵まれ、コーヒーの生産に理想的な環境です。
ブンヌ・ウーの名は、この農園内を流れる小川の名前にちなんでつけられました。この農園に住む青く玉虫色に光る羽根をもつユリシーズ蝶はブンヌ・ウーコーヒーの麻袋のデザインにもなっています。
ブンヌ・ウー農園では、自然と調和するシェードツリーを多く導入した栽培法を実践するとともに、インドから招聘したコーヒー生産のプロフェッショナルによって生産を行っています。
適度な間隔を保って植えられたシェードツリーや、科学的なデータに基づいて管理される施肥システム、また毎年50ヘクタール毎に実施される植え替え等、すべてが完熟で甘味の多いチェリーを生み出すために工夫がされています。豆の発酵、水洗、乾燥、最終のコンテナ詰めに至るまで、最高のカップ・クオリティーを生み出すための工夫がなされています。
独特のスパイシーさを感じます。オレンジのような酸味とスパイシーさの調和がとても個性的!新年にふさわしい深みのある味わいの”ボリビア ヴァレンティン”をご賞味ください!
ボリビアのコーヒー産業の中心地カラナヴィ。この地でコーヒー
の生産を続けてきたヴァレンティン氏にとって生産の大きな転換期となったのは2004年。元々多くのコーヒー生産者やバイヤーが集まるこの土地は、コンペティションなども行われ、この年にヴァレンティン氏もエントリーをしたそうです。しかし、結果は残念なものでした。
そこで高品質なコーヒーをどうしたら生み出せるのか、コンペティションに入賞するようなロットをどうやったら作れるのか、組合やコンペ主催者へリサーチを続けたそうです。思った以上にリサーチは大変だったようですが、収穫方法や生産処理のいろはを学び、
翌年以降ヴァレンティン氏の生産するコーヒーは、目を見張るほど改善したそうです。
後にコンペティション入賞を果たし、 現在もより高品質なコーヒーの生産を目指し、進化を遂げています。
写真の家族が農園経営者。家族4人、3haの小さな農園だからこそ、早朝から手摘みで満足のいく熟度のチェリーのみをしっかりと収穫し、スピーディーな精製処理が可能です。そのことがコーヒーの品質保持にもつながっています。
収量も少なく、確保できた生豆限りです。是非お早目に味わってください。