ロハスなアイスブレンド

img100628.dg.01.480.720[1]南米のペルー・アフリカのエチオピア・アジアのパプアニューギニアからの“ロハス”な珈琲豆をブレンドし、フレンチローストより少し深めに仕上げました。後口の深い旨味をお楽しみください!

勿論、ホットで飲んでいただいてもご満足いただけると思います。アイスカフェオーレなどにもどうぞ!

“ロハス”とは、人々の健康と自然環境の保護を第一に考えたライフスタイル。例えば環境に配慮した住宅やオーガニック食品や自然食品、スローライフなどの生活スタイルを指します。

今回の3つの銘柄は“レインフォレストアライアンス”認証豆や、認証は受けていないものの自然環境や働く人々の健康に配慮した栽培をおこなっている農園からの豆です。

ペルーの『ヤネッシャ』・・・レインフォレスト認証の南米らしい透明感のあるクリアな珈琲豆

エチオピア『イルガチェフェ』・・・珈琲発祥の地では今もほとんど農薬を使わず栽培しています。際立つフレーバーが魅力の珈琲豆

パプアニューギニア『ブヌン・ウー』・・自然との共生と、きめの細かい精製から生まれるどっしりしたコクが魅力の珈琲豆

エチオピア イルガチェフェ

09252240_5061b46122f67[1]珈琲豆の原産地エチオピアから、スペシャルティコーヒーとしてヨーロッパやアメリカでも珈琲通に珍重されている『イルガチェフェ』をご案内します。

エチオピアに自生するコーヒーノキは6000種以上とも言われていますが、その中から良質の品種が選択され、品種改良されながら各地~ハラー・ジンマ・シダモ・・・・~で栽培されてきました。今回ご案内の『イルガチェフェ』はシダモ地方にあるイルガチェフェエリアで栽培された豆です。

日本の作動にも通じる「コーヒーセレモニー」に使われる道具
千年以上のコーヒーの歴史があるエチオピアには茶道にも通じる「コーヒーセレモニー」の伝統があります。

紅茶にも似た個性的なフレーバー。口に含んだ時の華やかな味わい、淹れ方によってはワインのような風味も味わっていただけるはず!

実は「モカ」と言う名称は、かつて、中東イエメンのモカ港で船積みされた珈琲豆の総称といことで、その名残が今も延々と続いています。

イルガチェフェ産の豆は生産量も大変限られていて、モカ全体の数%とも言われています。

ちなみに、当店では「ハラー」「シダモ」の2銘柄は定番として扱っています。この機会に飲み比べてみてください。

三銘柄セットでご購入の場合、10%OFFにてご提供いたします!

 

ブラジル トミオフクダ

プルーンではありません!完熟したコーヒーチェリーです。

ブラジルの内陸部、かつては未開の地と呼ばれた地で、日系二世が育てる珈琲豆です。その地は標高1、100mとブラジルでも標高の高い場所に位置します。

雨季と乾季のはっきりしたメリハリのあるコーヒー栽培に最適なこの地で、樹上で完熟し、甘味をため込むまで樹上で完全に乾燥させてから収穫します。

この「ドライ オン ツリー」という方法で栽培されたコーヒーは、しっかりした甘味を感じるコーヒーに育ちますが、コーヒーの実に多くの栄養分が集約されるので、木にとっては大きな負担となります。収穫した後の木は、その後2年間は収穫ができません。農園では3年サイクルで、毎年区画を替えながら「ドライ オン ツリー」をおこなっています。

飛び切り贅沢な栽培手法から生まれた珈琲をこの機会にお試しください!

ケニア ガトゥブ

keniya01スペシャルティ第6弾はケニアからの珈琲豆です。

ケニアと言えば当店では『ケニア紅茶』ですが、優れた珈琲豆を生産する国でもあります。ただ当店ではこれぞという豆との出会いがなく、ご縁が薄かった生産国ですが、ついに出会いました!

『ガトゥブ』は小規模生産者たちが1965年に設立した水洗工場の名称です。

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収穫したコーヒーチェリーの手選別の様子
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水洗処理風景/近くを流れる豊富な水源を利用しています

それぞれの生産者は1ha以下の農地で、収量は生豆換算で2~3袋(60Kg/袋)という小規模な農家です。

昔ながらの伝統的な栽培で、収穫したコーヒーチェリーを手選別し、皮むき、発酵・・・様々な工程を経て、アフリカンベッドでの天日乾燥、欠点豆のハンドピック、生豆の風味の安定化のために1か月ほど木製サイロで寝かせる工程を経て、やっと脱穀精製されます。

全工程がほとんど人力でおこなわれ、ケニアから日本に届く『ガトゥブ』はオレンジを思わせる爽やかな香りとすっきりした甘味を感じる清々しい珈琲です。5月の豆、味わってください!

ブラジル カケンジ

スペシャリティコーヒー第5弾はブラジルからです。

burajiru1ブラジルは世界一の珈琲豆の生産量を誇る国ですが、ブレンド用の豆として重宝されているイメージが強いかもしれません。ただし!今回ご案内のカケンジ農園の珈琲豆は一味違います。

世界的な品評会「カップ・オbyrajiru2ブ・エクセレンス」の2008年の大会で最高スコアを獲得して1位になった農園です。

農園はオリンピックが開催されるリオデジャネイロから内陸に入ったミナス州南部に位置し、1100~1500mの高地にあります。穏やかな気候と肥沃な土壌に恵まれ、適度な降雨量と相まって、良質な珈琲豆の栽培に適しています。

カケンジ農園の祖はポルトガルからの移民で現在7代目。農園では品種の多様性と品質にこだわり、また手間を惜しまずブラジルでは珍しい手摘みでの収穫をおこなっています。

挽いた時の甘い香り、後口に残るアーモンドのようなフレーバーをお楽しみください。少し冷めたころのトロリとした舌触りもいい感じです。焙煎は優しいローストで豆本来の風味を最大限に生かしてみました。

パナマ エレナ

yjimage[3]中米パナマのエレナ農園からのスペシャリティコーヒーをご案内します。

農園はパナマとコスタリカの国境付近にある標高1500mに位置し、火山性地質で、水はけにも恵まれ質の高い珈琲豆を栽培していまcoffee-seikatsu_bo26_4[1]す。

ほのかな柑橘系のフレーバーと、透明感のある味わいはやわらかな口当たりで甘い余韻が楽しめる珈琲です。「ベスト オブ パナマ」で受賞した味わいをこの機会にお試しください!

 

ブヌン ウー~パプアニューギニア

南太平洋に位置する南国の秘境パプアニューギニアからのスペシャル000009212[1]ティコーヒーをご案内します。

パプアニューギニアはニューギニア島の東半分と、大小700余の島々からなっています。この地のコーヒー栽培は、ジャマイカからブルーマウンテンの苗が1930年ごろに持ち込まれたのが始まりと言われています。

coffee-seikatsu_c134[1]ブンヌ・ウー農園は、マウント・ハーゲン地区の東部、標高1,500m級の高地に位置します。昼夜の寒暖差が大きく豊かな降雨に恵まれ、コーヒーの生産に理想的な環境です。

ブンヌ・ウーの名は、この農園内を流れる小川の名前にちなんでつけられました。この農園に住む青く玉虫色に光る羽根をもつユリシーズ蝶はブンヌ・ウーコーヒーの麻袋のデザインにもなっています。

ブンヌ・ウー農園では、自然と調和するシェードツリーを多く導入した栽培法を実践するとともに、インドから招聘したコーヒー生産のプロフェッショナルによって生産を行っています。

適度な間隔を保って植えられたシェードツリーや、科学的なデータに基づいて管理される施肥システム、また毎年50ヘクタール毎に実施される植え替え等、すべてが完熟で甘味の多いチェリーを生み出すために工夫がされています。豆の発酵、水洗、乾燥、最終のコンテナ詰めに至るまで、最高のカップ・クオリティーを生み出すための工夫がなされています。

シトラス(柑橘類)のような爽やかなフレーバーとやわらかな甘味を感じる珈琲をお楽しみください!12061557_50c041cc2ed92[1]

ボリビア ヴァレンティン

独特のスパイシーさを感じます。オレンジのような酸味とスパイシーさの調和がとても個性的!新年にふさわしい深みのある味わいの”ボリビア ヴァレンティン”をご賞味ください!

ボリビアのコーヒー産業の中心地カラナヴィ。この地でコーヒー09271644_56079e7176588[1]の生産を続けてきたヴァレンティン氏にとって生産の大きな転換期となったのは2004年。元々多くのコーヒー生産者やバイヤーが集まるこの土地は、コンペティションなども行われ、この年にヴァレンティン氏もエントリーをしたそうです。しかし、結果は残念なものでした。

そこで高品質なコーヒーをどうしたら生み出せるのか、コンペティションに入賞するようなロットをどうやったら作れるのか、組合やコンペ主催者へリサーチを続けたそうです。思った以上にリサーチは大変だったようですが、収穫方法や生産処理のいろはを学び、barennthinn 翌年以降ヴァレンティン氏の生産するコーヒーは、目を見張るほど改善したそうです。

後にコンペティション入賞を果たし、 現在もより高品質なコーヒーの生産を目指し、進化を遂げています。

写真の家族が農園経営者。家族4人、3haの小さな農園だからこそ、早朝から手摘みで満足のいく熟度のチェリーのみをしっかりと収穫し、スピーディーな精製処理が可能です。そのことがコーヒーの品質保持にもつながっています。

収量も少なく、確保できた生豆限りです。是非お早目に味わってください。

コーラルマウンテン

コスタリカ政府観光局HPから

2015年の締めくくりのお薦め豆は、南北アメリカ大陸に挟まれた小さな国“コスタリカ”からの珈琲豆です。

四国と九州を合わせたほどの国土は、太平洋とカリブ海に挟まれ、中央には活火山がそびえるという変化に富んだ地勢。国土の四分の一が自然保護区として指定されています。

そんな地で育まれた『コーラルマウンテン』は、まろやかでクセのないバランスのとれた珈琲です。コクのある良質の苦味に加え、舌に残るほのかな甘みもお楽しみください。

そんな穏やかな風味の珈琲豆の生産地は、コスタリカの首都サンホセから西部の山岳地帯(標高1400~1500m)、タラス川をはさんだコラリージョを結んだ三角地帯の急斜面。コーラル マウンテンは、厳選された農園で限定生産され、古くからドイツを始めとして、品質を重視する自家焙煎業者に限定販売されてきた由緒ある珈琲豆です。

coffee-seikatsu_bo26[1]農園が余りにも急斜面にあるため、収穫は身体にロープを巻きつけ、“モンキースタイル”でバスケットが一杯になるまで、赤く熟した実だけを一粒づつ丹精こめて手摘みされます。収穫後、水洗処理されたパーチメントは灼熱の太陽の下、広大な乾燥場で約1週間100%サンドライ(天日乾燥)という伝統的な処理をされます。

こうして生産されたコーラル マウンテンは、カリブの海底に潜む黒サンゴのような輝きを持ち、熟成したコクと芳醇な香りとを兼ね備えた贅沢な珈琲です。年末年始用のご贈答にもお薦めです。

メキシコ チアパス

メキシコ南部グアテマラとの国境に隣接するチアパス州から、先住民族マヤの末裔たちが栽培するオーガニック珈琲をご案内します。

「チアパス」と聞いて先ごろのニュースを思い出される方も多いかと思います。厳しい干ばつでダム貯水池が干上がり、16世紀の教会が水面から姿を現し話題になった地です。

チアパス州は首都メキシコシティ南部の地。かつてはバスで20時間はかかったそうです。
チアパス州は首都メキシコシティ南部の地。かつてはバスで20時間はかかったそうです。

珈琲豆の生産地は標高1000~1600mの高地の小さな村々で栽培されています。このエリアはメキシコの中でも特に貧しい地域と言われています。現地の人々の求めに応じ、彼らが栽培するコーヒーの価格維持と、その源である自然環境(土壌・水源・森林など)を保護する目的で共同体「ISMAM」が1986年に設立されました。

地元の農民は伝統的な昔ながらの栽培方法~堆肥や自然肥料の使用・益虫を利用した害虫駆除など~で生態系や自然環境を守りながらコーヒー栽培をおこなってきたことが、有機栽培コーヒーのベースとなっています。

コーヒー農園は18地方自治体に分けた175団体で管理され、その下に1200ほどの農家が栽培に従事しています。

JASとIMO(スイスのオーガニック認証機関)の認証を受け、ヨーロッパを中心に輸出されています。

伝統的栽培の有機珈琲は、意外にも癖のない優しい飲み口です。是非味わってみてください。