ペドラレドンダ ブラジル

2017年最初にご案内するのは、ブラジルの山岳地帯の、無農薬で栽培された珈琲豆です。

ブラジル南東部の標高1000mに位置する肥沃な地で手摘み・天日乾燥で、昔ながらの栽培をおこなっている農園です。その一方で、生産処理・品質管理を農園内で一貫しておこない品質の向上にも継続的に取り組んでいます。

癖がなく初心者の方でも飲みやすい優しい珈琲です。ほのかに感じるミルクチョコレートのような甘さをお楽しみください!珈琲事始めにお試しください。

 

 

エルサルバドル パルマ

火山が多く「火の国」と称されるエルサルバドルは、西はグアテマラ、北と東はホンジュラス、南は太平洋に接する中米で最も小さな国です。面積は九州の半分ほどの大きさ。

コーヒーの栽培はは1858年に始まり、生産量はエルサルバドルの農業生産の3分の1を占めていると言われています。輸出の2分の1はコーヒーが占め、就労人口の4分の1がコーヒーの生産に関わっているそうです。

1956年には国立農政省コーヒー研究所が設立され品種改良や生産技術の研究が進み、農家への技術指導や産業復興に国をあげて力を入れています。

%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%82%b5%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%89%e3%83%ab12月はそんな小さな珈琲大国の豆をご案内します。生産地はホンジュラスとの国境沿いにあるパルマ地区。標高が高く、交通の便も悪く秘境の地と呼ばれていますが、それ故にに独自の風味が守られ高品質の産地としてカップオブエクセレンス上位の常連地区となっています。秘境の地の凝縮した甘味とキャラメルのような滑らかなコクをお楽しみください。

グァテマラ アンティグア

sanntaアンティグアはグァテマラでも良質の珈琲豆を産するエリアとして知られています。古くはドイツなど欧州の高級コーヒーとして輸出されていましたが、近年はアメリカの”スペシャルティコーヒー”の発展によって、消費地がアメリマにシフトし、日本にも農園ごとのスペシャルティコーヒーが輸入されるようになりました。

今世紀に入り34の農園主が「アンティグア生産者協会」を設立するなsanta2ど、生産者情報のデータベース化などにも力を注いでいます。さながらワインのような取り組みですね。

そんな農園の中で、今回ご案内するのは一世紀以上にわたってアンティグアでコーヒーを栽培している地を引き継いだリカルド氏の「サンタクララ農園」からの豆です。農園の拡張、生産処理設備やカッピングルームの増強をおこない、さらなる高品質のグァテマラの生産に尽力しています。

サンタクララ農園の深いコクとマンデリンとは別格の甘みをこの機会に味わってください。

 

オータムブレンド

index-03夏が終わり珈琲がますます美味しい季節到来です!そして、BEANS’Actは装いも新たに再スタートしました。そこで、この季節にピッタリの記念のブレンドをご案内!

奥行きのある苦味ですが、甘味を感じる優しい味わいの”オータムブレンド”は、まずはストレートで飲んでみてください。ミルクとの相性も抜群ですので、カフェオーレとしてもどうぞ!

店内のカフェコーナーでもお飲みいただけます。

 

コロンビア ナリーニョ

スクリーンショット 2016-08-17 17.42.25コロンビアは中南米の中でも評価の高い珈琲豆を産する国ですが、なかでも最南端に位置するナリーニョは、やわらかな味わいの中に豊かなコクを感じる珈琲として、スペシャルティ愛好家に好まれている豆です。

ナリーニョは標高1200~2200mの高地。大半が傾斜地で、日当たりや水はけにも恵まれ、しかも東西南北に走る主要河川が豊かな水源となっています。そんな立地条件のため周辺と隔絶されていて、昔から独特の文化や生活を育んできたエリアでもあります。

有数の珈琲豆産出国のコロンビアですが、ナリーニョエリアで栽培される豆は国内の3%ほどと限られていますが、その品質はコロンビア屈指!

立地条件ゆえに生産者は1ヘクタールに満たない小規模生産者がほとんどですが、丹精込めた彼らの珈琲豆を是非味わってみてください。スクリーンショット 2016-08-17 17.43.16

 

ロハスなアイスブレンド

img100628.dg.01.480.720[1]南米のペルー・アフリカのエチオピア・アジアのパプアニューギニアからの“ロハス”な珈琲豆をブレンドし、フレンチローストより少し深めに仕上げました。後口の深い旨味をお楽しみください!

勿論、ホットで飲んでいただいてもご満足いただけると思います。アイスカフェオーレなどにもどうぞ!

“ロハス”とは、人々の健康と自然環境の保護を第一に考えたライフスタイル。例えば環境に配慮した住宅やオーガニック食品や自然食品、スローライフなどの生活スタイルを指します。

今回の3つの銘柄は“レインフォレストアライアンス”認証豆や、認証は受けていないものの自然環境や働く人々の健康に配慮した栽培をおこなっている農園からの豆です。

ペルーの『ヤネッシャ』・・・レインフォレスト認証の南米らしい透明感のあるクリアな珈琲豆

エチオピア『イルガチェフェ』・・・珈琲発祥の地では今もほとんど農薬を使わず栽培しています。際立つフレーバーが魅力の珈琲豆

パプアニューギニア『ブヌン・ウー』・・自然との共生と、きめの細かい精製から生まれるどっしりしたコクが魅力の珈琲豆

エチオピア イルガチェフェ

09252240_5061b46122f67[1]珈琲豆の原産地エチオピアから、スペシャルティコーヒーとしてヨーロッパやアメリカでも珈琲通に珍重されている『イルガチェフェ』をご案内します。

エチオピアに自生するコーヒーノキは6000種以上とも言われていますが、その中から良質の品種が選択され、品種改良されながら各地~ハラー・ジンマ・シダモ・・・・~で栽培されてきました。今回ご案内の『イルガチェフェ』はシダモ地方にあるイルガチェフェエリアで栽培された豆です。

日本の作動にも通じる「コーヒーセレモニー」に使われる道具
千年以上のコーヒーの歴史があるエチオピアには茶道にも通じる「コーヒーセレモニー」の伝統があります。

紅茶にも似た個性的なフレーバー。口に含んだ時の華やかな味わい、淹れ方によってはワインのような風味も味わっていただけるはず!

実は「モカ」と言う名称は、かつて、中東イエメンのモカ港で船積みされた珈琲豆の総称といことで、その名残が今も延々と続いています。

イルガチェフェ産の豆は生産量も大変限られていて、モカ全体の数%とも言われています。

ちなみに、当店では「ハラー」「シダモ」の2銘柄は定番として扱っています。この機会に飲み比べてみてください。

三銘柄セットでご購入の場合、10%OFFにてご提供いたします!

 

ブラジル トミオフクダ

プルーンではありません!完熟したコーヒーチェリーです。

ブラジルの内陸部、かつては未開の地と呼ばれた地で、日系二世が育てる珈琲豆です。その地は標高1、100mとブラジルでも標高の高い場所に位置します。

雨季と乾季のはっきりしたメリハリのあるコーヒー栽培に最適なこの地で、樹上で完熟し、甘味をため込むまで樹上で完全に乾燥させてから収穫します。

この「ドライ オン ツリー」という方法で栽培されたコーヒーは、しっかりした甘味を感じるコーヒーに育ちますが、コーヒーの実に多くの栄養分が集約されるので、木にとっては大きな負担となります。収穫した後の木は、その後2年間は収穫ができません。農園では3年サイクルで、毎年区画を替えながら「ドライ オン ツリー」をおこなっています。

飛び切り贅沢な栽培手法から生まれた珈琲をこの機会にお試しください!

ケニア ガトゥブ

keniya01スペシャルティ第6弾はケニアからの珈琲豆です。

ケニアと言えば当店では『ケニア紅茶』ですが、優れた珈琲豆を生産する国でもあります。ただ当店ではこれぞという豆との出会いがなく、ご縁が薄かった生産国ですが、ついに出会いました!

『ガトゥブ』は小規模生産者たちが1965年に設立した水洗工場の名称です。

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収穫したコーヒーチェリーの手選別の様子
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水洗処理風景/近くを流れる豊富な水源を利用しています

それぞれの生産者は1ha以下の農地で、収量は生豆換算で2~3袋(60Kg/袋)という小規模な農家です。

昔ながらの伝統的な栽培で、収穫したコーヒーチェリーを手選別し、皮むき、発酵・・・様々な工程を経て、アフリカンベッドでの天日乾燥、欠点豆のハンドピック、生豆の風味の安定化のために1か月ほど木製サイロで寝かせる工程を経て、やっと脱穀精製されます。

全工程がほとんど人力でおこなわれ、ケニアから日本に届く『ガトゥブ』はオレンジを思わせる爽やかな香りとすっきりした甘味を感じる清々しい珈琲です。5月の豆、味わってください!

ブラジル カケンジ

スペシャリティコーヒー第5弾はブラジルからです。

burajiru1ブラジルは世界一の珈琲豆の生産量を誇る国ですが、ブレンド用の豆として重宝されているイメージが強いかもしれません。ただし!今回ご案内のカケンジ農園の珈琲豆は一味違います。

世界的な品評会「カップ・オbyrajiru2ブ・エクセレンス」の2008年の大会で最高スコアを獲得して1位になった農園です。

農園はオリンピックが開催されるリオデジャネイロから内陸に入ったミナス州南部に位置し、1100~1500mの高地にあります。穏やかな気候と肥沃な土壌に恵まれ、適度な降雨量と相まって、良質な珈琲豆の栽培に適しています。

カケンジ農園の祖はポルトガルからの移民で現在7代目。農園では品種の多様性と品質にこだわり、また手間を惜しまずブラジルでは珍しい手摘みでの収穫をおこなっています。

挽いた時の甘い香り、後口に残るアーモンドのようなフレーバーをお楽しみください。少し冷めたころのトロリとした舌触りもいい感じです。焙煎は優しいローストで豆本来の風味を最大限に生かしてみました。