中米コスタリカのコーヒー栽培は小規模な農園がほとんどですが、生産者はプライドをもって生産に取り組んでいます。なかでも西部に位置するウエストバレー地域は高品質なコーヒー豆の生産エリアとして注目されています。
コスタリカでも周辺国と同じように従来は、収穫したチェリーの加工を農協や業者に搬入し、様々な農園のチェリーを生豆に加工するという分業制が主体でした。この場合、各農家のコーヒー豆の特徴は失われてしまいます。
2000年頃から、先進的な農家では小規模ながらも、自ら設備(水洗処理・乾燥など)を整え、品質の高い珈琲を生産する動き=マイクロミルのコーヒーが誕生し注目されています。今やその数は200近いと言われています。(日本でも農協を通さず消費者に農家が直接販売するブランド米が増えていますがそれと似ていますね)
生産者のプライドを賭けた豆と言えます。そんななかで、カルデナス氏のシンリミテス農園はマイクロミルの中でも五指に入るスペシャルティコーヒーです!
ちなみに“シンリミテス”は“無限”と言う意味だそうですが、オレンジのような香りと、コクのある甘味をもつコスタリカコーヒーの無限の可能性を感じていただければと思います。