2002年のW杯で日本中がカメルーンの存在を身近に感じましたが、実は良質のコーヒー生産国でもあります。
カメルーンでは19世紀後半にドイツがコーヒー栽培の試験農園を設立しましたが、第一次大戦後にフランスの領地となりフランス人が組合を設立し、1929年に生豆を初めて輸出しました。その品質が非常に高く「信じられないほど素晴らしい」と新聞で報じられたそうです。
ご案内の『ンベサ』はアラビカ種のなかのジャバ種単一品種。生命力が強く、さび病や害虫に耐性があり、カップ品質も高いのですが、実の付きが少なく収量が低いのが
欠点! 旨いけれど、厄介な珈琲豆です。
産地、ンベサ村は植民地時代の影響や、古くから根付いている部族の首長文化、他国からの遊牧民の文化など多様な民族と文化が交錯するエリアです。イスラム教、キリスト教、伝統信仰などが共存するなかで村人は共に働き、収穫をおこないます。文化と宗教と暮らしが共存する素敵な村から届きました。
餡子を思わせるような濃厚な甘い香り、口に含むと優しい甘さが広がります。香ばしいナッツの風味も同時に感じ、トロリとした舌触りも格別です。
1