上野長一さんからのお便りvol.5

上野長一さんは40年近く前から無農薬栽培に取り組み、今では自然栽培(農薬も肥料も使わない農業)に取り組む稲作農家。BEANS’Actには『いろいろ米』が10月下旬に、『コシヒカリ』の白米と玄米はご予約制で毎月精米したてが届きます。上野長一さんからの定期便には必ずお便りが入っています。

「いつも、いつも、ありがとうございます」で始まるお便りには都会に住んでいると経験できないことや、想いが詰まっています。2月のお便り「稲づくりのスタート」をお知らせくださっていましたが、9月には「稲刈りの準備」のお知らせでした。お便りから一部抜粋でご案内します。

お盆を過ぎ、8月いっぱいは雨、雷雨、台風接近など悪天候が続きましたが、9月に入りやっと残暑が戻り暑い日々です。そこここで稲刈りが始まりました。

私のところも早生の「ササニシキ」をまもなく刈り始めます。その後、品順ごとに順次「コシヒカリ」、「ゆうだい」、「イセヒカリ」、「農林48号」、「いろいろ米」へと・・・・終わるのは10月末かなと思っております。

今は「いろいろ米」の晩生のもの(品種)が出穂に入り、(田んぼは)赤・茶・白・黄金色と美しいです。見ていてあきません。

上野さんは600種に及ぶ稲を育てているので、毎年、毎年、そのなかから「仲の良さそうな稲」を自家採取して田植えをされています。田植えも四季にあわせて梅雨のころにおこなうので、稲刈りもほかの田んぼより遅くなります。

お付き合いが始まった20数年前は(無農薬栽培なので)「草との戦いです」とよく仰っていましたが、ここ数年は抗うことのできない「お天気との戦い」が続いています。穏やかな秋の収穫が迎えられますように!

『いろいろ米』入荷は早くて10月下旬ですが、早期予約いただいた場合、1割増量にてご提供します。