モカハラー ロングベリー

軽やかで上品な酸味は、沈みがちな雨の日に潤いのひと時を与えてくれると思います。

琲豆の発祥の国エチオピアのモカは、珈琲好きの方ならよくご存知の銘柄ですが、モカコーヒーは生産エリアによって特徴があります。日本のお米と同じですね。

今月の豆『モカハラー ロングベリー』はエチオピア東部のハラール地方で栽培されています。フルーツを思わせる甘酸っぱいアロマですが、なめらかな飲み口で酸味系という印象を一変させてくれるはず。“モカの貴婦人”と呼ばれる所以を感じていただければ嬉しいです。

酸味が苦手とおっしゃる方もこの機会に是非お試しください。

ご存知の方も多いかもしれませんが、「モカ」とは実はイエメンの南西岸、紅海に面する小さな港町の名前です。ちなみにイエメン産のモカコーヒーは「モカマタリ」が有名ですね。このモカ港から船積みされていた珈琲豆の総称が「モカコーヒー」です。17世紀頃がモカ港の最盛期で、その役割を終えました。でも、なぜかモカコーヒーの名は今もそのまま使われています。