ボリビア カストロ

ボリビアではアルティプラーノと呼ばれる、ラパス近郊の高原地帯がスペイン人入植者によって開拓されました。そこは金、銀、すずなどの鉱山資源は豊富にありましたが、4000mに近い冷涼で過酷な環境は農業には適しませんでした。そこでアルティプラーノの住民たちは、肥沃で気温も穏やかで過ごしやすいユンガス地域に「降りて」きました。
先にコーヒー生産が栄えたのはラパスに近い場所でしたが、よりコーヒーに適したコロイコやカラナビに産業が移り、カラナビはボリビアコーヒーの首都と呼ばれるようになり、コーヒーの一大集散地となりました。

カストロ氏もこのアルティプラーノに暮らしていた1人です。コーヒー生産の為に、この地に家族親戚で移り住んだのが15年前。家族・兄弟でこの地を耕し、2008年COE(カップ・オブ・エクセレンス)では兄弟のペドロ・カストロ氏がCOE2位の栄冠に輝いた事が今でも一族の誇りです。

カストロ氏もナショナルウィナーに選出経験があり、この地で生まれた4人の子供たちと奥さんと共に高品質なコーヒー生産を目指し、スペシャルティコーヒーの生産に従事している数少ない生産者です。

オレンジを思わせるフレーバーとチョコレートのような甘さを感じていただけるクオリティの高い豆に仕上がっています。味わってみてください。