ニカラグア マラゴジーペ

ニカラグアってどこにあったかしら?と思われる方も多いのではないでしょうか?中米の小さな国で、国土は日本の三分の一ほどです。長らく内戦が続き、中米のなかでも最も貧しい国と言われています。

80年代の内戦で珈琲産地は荒廃しましたが、90年代に入り徐々に良質な珈琲が栽培されるようになりました。最近では国際的な品評会でも、その評価は上がっています。

今回ご案内のマラゴジーペは、もともとはブラジルで発見されたティピカ(アラビカ種のなかの在来種の一種)の突然変異種です。他の品種に比べ種子も葉も大きく、コーヒーの木も背丈が高く、収穫するのが大変です。そのため生産性が低いので栽培種としては適していません。

幸いにも・・・と言う表現は、妥当ではないかもしれませんが、内戦の混乱期、様々な品種が残っていたため、現在でも小規模生産者によって栽培が続けられています。

そんな歴史の背景を背負った珈琲豆を山岳地帯の65軒の小さな生産者が、昔ながらの栽培方法で育てています。超大粒な豆はクリーミーな香りとベリーのような余韻が魅力です。