ニカラグア ラスサバナス

中米ニカラグアから、春らしい華やかな香りの珈琲をご案内します。

伝統的なパルパーを使って皮剥き

後口の滑らかさや透明感のある甘味の余韻をお楽しみください。

生産国のニカラグアは、小規模な生産者がほとんどですが、だからこそ手間暇かけた高品質な豆を生み出し、国際的な品評会でも高い評価を得ています。

今回ご案内の豆はラスサバナス地区の小規模生産者による『マイクロロット』です。マイクロロットとは従来型の大規模な精製処理による珈琲豆ではなく、小さな設備で少量生産された珈琲豆です。管理コストは高くなりますが、品種の特徴が際立ち、環境や精製法の違いから生まれる味わいは特別なものになります。今、世界のスペシャルティの産地ではマイクロロットへの移行が加速しています。

精製処理と言うことでは、ラスサバンスはコーヒーチェリーを収穫後、そのまま乾燥させる“ナチュラル”と、水に浸けてから乾燥する“ウオッシュド”の中間的な精製処理“パルプトナチュラル”と言われる処理をおこなっています。

この方法は水に浸けた豆の薄皮(パーチメント)周辺に残る粘着成分が乾燥中に痛みやすく、手間がもかるため、管理も大変なので生産量はごくわずかですが、そのことが独特の甘みを醸し出しているようです。

粘着質がついた状態の豆

天日乾燥中の豆