アジアの魅惑の布 バティック展 Vol.2

会期:8月6日(木)~30日(日)・・・夏休み期間(8/14~8/18)はお休みです

インドネシアの伝統的な染色技術「バティック」の品々を中心に、アジアの女性たちの手づくりに品が、神戸を拠点とするNGO AWEP(アジア女性自立プロジェクト)さんから届きました。

p_kptb_05[1]バティックはインドネシアの中でも、ジャワ島の伝統工芸として有名ですが、近年では工場で大量生産される画一的なプリント生地が多く販売されるようになりました。結果、バティックに従事する人が減り、工場での単純作業や出稼ぎを選択する人が増えています。今回届いた品々は、バティックの技術と文化を守りながら、職人の生活を安定させるために活動を続けている 生産者団体KPTBからの品が中心です。

バティックには手描きのみの「バティック・トゥリス」、木製や鉄製のスタンプを使用する「バティック・チャップ」、その両方を組み合わせた「バティック・コンビナシ」の3つ種類があるそうです。展示品の一つ一つがどの技法の染色か、じっくりご覧いただくのも楽しいかもしれません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
展示中の技法が異なる3枚のバティック布

バティック生地のほか、クロスやブラウス、バッグ、ショール、バティック柄をあしらった楽器などのほか、製作に使用されている鉄製のスタンプや、ロウ付けするときに使われる道具「チャンティン」の実物、ロウ付けした布なども展示中です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
製作に使っている鉄製スタンプやロウつけ用道具「チャンティン」の実物も展示中です